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被災の南三陸を台湾の教育関係者視察「生徒ら訪問で住民の前向きさ学べる」

南三陸町との意見交換会で生徒の受け入れ態勢を確認する台湾の教育関係者

 台湾の教育関係者12人が28日、東日本大震災で被災した南三陸町を訪れ、津波の爪痕が残る旧戸倉中や台湾紅十字組織が再建を支援した南三陸病院を視察した。海外からの教育旅行の受け入れを進める東北運輸局が招請した。
 視察には台中市や台南市の高校・専門学校のほか、教育行政の政府機関の代表者が参加。津波が校舎1階まで襲い、現在は戸倉公民館として使われている旧戸倉中で被害を確認し、南三陸病院で町と台湾の友好を示す記念碑を訪ねた。上山八幡宮(はちまんぐう)で伝統の切り紙「きりこ」を体験した。
 国立曾文高級家事商業職業学校の陳藝〓校長は「生徒が町を訪れれば、被害から立ち上がる住民の前向きさと命の大切さを学べる」と話した。参加者は町や県との意見交換会で学校同士の交流を促すため、日本の学校関係者を交えた会議の開催を求めた。
 町は復興支援を受けた台湾と交流を深めようと教育旅行を誘致し、2015年12月〜17年5月、高校生422人を受け入れた。
 一行は2月1日まで岩手県平泉町の中尊寺や山形市蔵王の樹氷を見学するほか、仙台市太白区の仙台城南高で生徒と交流する予定。

(注)〓は「日」へんに「斤」


2018年01月29日月曜日


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