岩手のニュース

被災の陸前高田 かさ上げ地で初の宅地引き渡し

住宅地(手前)の引き渡しを受ける地権者たち。奥の建物は中心市街地

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で28日、かさ上げ整備した住宅地が初めて、地権者に引き渡された。
 対象は、高田地区内の6区画で計約1600平方メートル。海抜約10メートルまで盛り土した。かさ上げした中心市街地で既に開業した商業施設から約400メートル東に位置する。
 同市の仮設住宅で暮らす大坂輝秋さん(73)は「震災前に住んでいた市街地から離れたくなかった。いつまでも車を運転できるわけではなく、高台では大変」と喜ぶ。一方「高台に人が移り、かさ上げ地にほどんど住まないのではないか」と不安も口にした。
 市は高田地区で、高台も含め住宅地計908区画を計画。かさ上げ地は564区画で、2019年度末までに順次、引き渡す予定。今泉地区でも現在造成中だ。市の地権者意向調査ではかさ上げ地全体の6割の利用が未定で、課題になっている。


2018年01月29日月曜日


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