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<ほっとタイム>震災の記憶 忘れない

外務大臣賞の盾を手に、震災時の経験や将来への夢を話す西野さん

◎食の大切さ、全国コンクールで主張

 「当たり前に食事ができることが、いかに恵まれているかを伝えたかった」
 仙台二高1年の西野麗華さん(16)=仙台市太白区=は昨年10月、外務省などが主催する高校生の主張コンクール中央大会で東日本大震災で再認識した食料の大切さを訴え、宮城県代表で初となる最高賞の外務大臣賞に輝いた。
 被災当時、小学3年だった西野さんは学校で3日間の避難生活を強いられた。配給には行列ができ、わずかな食料は奪い合うようになくなった。母親と小さなパンを分け合って空腹をしのいだ記憶が胸に残る。
 食のありがたみを忘れてはならないと、昨夏から近所の「子ども食堂」の運営に協力する。提供する栄養バランスの取れた食事の材料には、野菜の皮や茎も無駄なく使う。「消費に責任を持つ意識が広がれば、廃棄される食料の減少につながるはず」と強調する。
 将来は海外で活躍したいと話す西野さん。「世界の貧困問題の解消にも貢献したい」と目を輝かせる。(報道部・鈴木悠太)


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2018年01月30日火曜日


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