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<楽天>梨田監督 勝負の3年目 積極走塁磨く

平石ヘッドコーチ(左)と共に新人の合同自主トレを見守る梨田監督=18日、楽天生命パーク宮城

 −強化のポイントは。
 「1年目から掲げている機動力だ。昨季は走塁が良ければ追い付けた試合が何度もあった。アグレッシブ(積極的、攻撃的)に次の塁を狙う意識が必要。単打で一走が三塁を奪って一、三塁の形を築けば、ヒットゾーンも広がる」
 「足の速さにかかわらず、全員がリードの取り方や一瞬の打球判断力などを高めないといけない。盗塁も昨季は100以上のチームがある中で42(リーグ5位)だった。今季は最低でも70以上に増やしたい」

 −今季は一昨年の今江内野手、昨年の岸投手のような大型補強がなかった。現有戦力の底上げとやりくりが求められる。
 「昨季は銀次を一塁手のほか二塁手でも起用し、うまく機能した。ベンチ入りの捕手を2人に減らして投手や野手を増やすため、緊急時には元々捕手だった岡島にマスクをかぶってもらうことも考えている。新人で外野の岩見は一塁、二塁手の山崎は遊撃の練習もさせる。何人かが複数ポジションを守れれば、持ち駒が増え、選択肢も広がる」

 −先発投手陣は豊富だ。
 「則本、岸、美馬の3本柱に加え、経験のある塩見、辛島は計算に入れたい。安楽、藤平、古川、近藤らが出てきてくれるといい。昨季は4人を固定してローテーションを組み5、6番目を入れ替えたが、今年はもっと固定したい」
 「抑えは今年も松井に任せる。課題は六回をどうするかだ。ハーマン、宋家豪が機能すれば福山、松井につなげられる。勝ちパターンに持っていくだけのブルペン陣はいると思う」

 −打線、攻撃の形をどう描いているか。昨季は「2番ペゲーロ」が前半の快進撃を生んだ。
 「(右肘を手術した)茂木は開幕に間に合えばやはり1番で使いたい。ペゲーロの2番、外国人3人の同時起用は白紙に近い。外国人枠(4人)もあり、投手起用にも絡む。ウィーラーには年間を通して3、4番を打ってもらわないと」
 「昨季は春先から長打力があったので、それに依存しすぎた。クライマックスシリーズを見据えて盗塁やエンドラン、犠打を使うなど方向転換し、最後にいい形ができた。今年も全員で意識して取り組みたい」

 −台頭を望む選手は。
 「安楽。去年は開幕直前にけがで離脱し、期待を裏切っただけに、悔しかったと思う。一本立ちしてほしい。野手ではオコエに一皮むけてほしい。昨季は球を見極めず無理やり打っていた。オコエや田中ら機動力を使える選手が増えればチームの雰囲気が変わる」

 −ファンの期待は昨年以上に高まっている。
 「昨年、惜しくも優勝を逃し、年明けに星野仙一副会長が亡くなった。星野副会長がリーグ優勝を果たし、巨人を倒した日本一をファンも鮮明に覚えている。プレッシャーはあるが、日本一に向けて、みんなで気持ちを一つにして戦っていく。粘り強く、根気強く、ファンの皆さんと共に2018年を歩んでいきたい」


2018年01月30日火曜日


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