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<東電>福島復興本社を双葉へ 富岡から20年にも

 東京電力は29日、福島第1原発事故に伴う賠償業務などを担う福島復興本社を2020年をめどに、現在の福島県富岡町から双葉町に移転する方針を明らかにした。第1原発が立地し全域の避難指示が続く双葉町で、企業が進出の意向を示したのは初めて。
 復興本社の大倉誠代表は29日の定例記者会見で「双葉町の要請を受けて移転を決めた。事故を起こした当事者が地元に身を置けることに感謝する」と語った。
 復興本社は13年1月に発足。16年3月に富岡町に移るまでは、第1原発の廃炉作業などの対応拠点となったサッカー施設Jヴィレッジ(楢葉、広野町)にあった。現在は社員約70人が常駐し、除染や地域行事の手伝いなどにも当たる。
 双葉町は、北東部の避難指示解除準備区域に廃炉関連企業などの立地を目指す復興産業拠点の整備を進めている。東電は拠点内に事務所を設ける考えで、大倉代表は「町が整備する建物を借り受けるなどしたい」と説明した。
 伊沢史朗双葉町長は29日の町議会全員協議会で「復興をけん引する復興産業拠点の中でも、核としての役割を果たしてほしい」と期待。終了後の取材に「復興本社が来ることで、町民に希望を持ってもらえるのではないか。関連企業の立地も期待できる」と述べた。


2018年01月30日火曜日


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