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<宮城県>鳥獣対策費1.5倍に増額 18年度予算案、4億円計上へ

 イノシシやニホンジカなど野生鳥獣の増加による農作物の被害拡大を抑止するため、宮城県は新年度、対策予算を約1.5倍に増額し、個体数の調整に向けた独自の駆除事業などを強化する。2018年度一般会計当初予算案に前年度当初比約1億2000万円増の約4億円を計上する見通し。生息域の変化を踏まえ、捕獲エリアも広げる。
 県によると、16年度の農作物被害額は1億6129万円で、県内31市町村の272ヘクタールに及ぶ。被害額は14年度の2億994万円をピークに15年度は1億3870万円に減少したが、再び増加の兆しが表れている。
 当初予算案では、農林水産と環境生活の両部でそれぞれ約3億円(約8000万円増)、約1億円(約4000万円増)を計上し、捕獲や処理施設の整備、侵入防止対策を進める。
 県内市町村の猟友会などが16年度に捕獲した頭数(速報値)はイノシシ8330頭、ニホンジカ2263頭。12年度比でイノシシは約6150頭、ニホンジカは約1020頭増えた。
 県による16年度の捕獲数はイノシシ18頭、ニホンジカ150頭だったが、捕獲用わなの設置や昨年初めて2人採用した狩猟専門職員の拡充などで、県自ら捕獲数の増加に乗り出す。
 県北部で近年増えているイノシシや沿岸部に生息するニホンジカなどの個体数をより適切に管理するため、県は捕獲エリアも拡大、頭数の調整を急ぐ。


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2018年01月31日水曜日


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