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<気仙沼市>デザイン公募の復興祈念公園 アイデアづくり、若者熱気じわり

公園に関するアイデアを出し合う若者たち

 気仙沼市がデザインを一般公募する東日本大震災の復興祈念公園を巡り、市内の若者の間に、自分たちのアイデアを公園づくりに生かそうとする機運がじわじわと高まっている。市には、デザインや設計の未経験者からの問い合わせも相次ぐ。市の担当者は「提案が多いほど、震災への思いが詰まった公園ができる」と歓迎する。

 「公園から夜景を楽しめる工夫が必要だ」「ヒマワリ畑を作ってもいい」「ライブができるステージがあるとうれしい」
 29日夜、同市南町にあるシェアオフィスに10〜40代の12人が集まり、公園予定地の陣山(2.3ヘクタール)の地形を考慮しながら、欲しい施設や使い方のアイデアを出し合った。
 市が一般公募する方針を知ったオフィス経営の杉浦恵一さん(31)が仲間の会社員らに呼び掛けて実現した。約2時間半熱論を交わし、実現性の高い提案を絞り込んだ。
 2月上旬に再度集まって精査し、グループとして複数案を市に提出する予定。杉浦さんは「1人では難しいが、みんなで考えれば面白いアイデアも出る。公園の一部でいいから若者の考えを受け入れてほしい」と訴える。
 市はより多くの斬新な意見を集めるため、応募者の年齢や国籍、資格、実績を問わない方針を決めた。公園づくりの経験がある設計会社などに加え、小中学生からの応募も想定する。
 15日に募集を始めると、市復興祈念公園アイデアコンペ事務局には「デザインを学んでいないが大丈夫か」「素人の自分が描いてもいいの」などの問い合わせがあるという。
 募集は2月23日までで、市は30本ほどの提案を期待している。菅原茂市長は「1000年先も見据えた事業。多くの提言をもらい、全国から注目が集まるような歴史に残る公園をつくりたい」と意気込む。


2018年01月31日水曜日


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