宮城のニュース

<富士通>ICT活用し子どもの運動能力育成支援

センサーを装着して縄跳びをする児童

 富士通は、ICT(情報通信技術)を活用して小中学校での運動能力育成を支援するサービスを始めた。縄跳びの動きをセンサーで測定し、リズム感や体のバランスなどを数値化。通常の授業では測れない一人一人の詳細な特徴を明らかにすることで、子どもに長所や短所を把握させ、運動に対する意欲を引き出す。

 仙台白百合学園小(仙台市泉区)で30日、サービスを体験する授業があり、3〜6年生の児童約190人が参加した。センサーの付いたベルトを腰に着けて1分間縄跳びをし、加速度などのデータを測定した。
 データは独自のアルゴリズム(計算手順)で解析。成功と失敗の回数、1回の平均跳躍時間、跳躍時間のばらつき、前後左右へのバランスのぶれの6項目を数値化し、5段階で評価する。
 2月14日に結果に基づく授業があり、社員が各児童の改善点などを説明する。
 体育専任の細渕元・教諭は「バランスなど感覚的な部分がデータで示され、指導に反映させやすい。体育で目立たなかった子どもが長所を見つけてくれたらうれしい」と語った。
 サービスは2015年度に実証実験を始め、3年間で全国約30校、約8000人のデータを蓄積した。東北では17年度、福島県と岩手県の学校が契約し、授業に取り入れている。
 開発を担当した富士通総研(東京)の内島誠シニアディレクターは「東北は東日本大震災や学校統廃合によるバス通学の影響で運動の機会が減っており、学校側の関心が高い。運動の多様性や楽しさを知り、子どもたちの自発的な取り組みにつながってほしい」と話した。


関連ページ: 宮城 経済

2018年01月31日水曜日


先頭に戻る