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<スケート国体>森永(山形市体協)初V スピード成年男子500

スピード成年男子500メートル決勝 優勝しガッツポーズの森永(及川智子撮影)

 第4日は30日、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドセイコオーバルなどで行われ、スピードスケート成年女子500メートルは今季ワールドカップ(W杯)に参戦した曽我こなみ(岩手・ホテル東日本)が制した。
 少年女子500メートルは熊谷萌(岩手・盛岡工高)、少年男子1万メートルは遠藤二千翔(岐阜・中津商高)がともに2連覇した。少年男子500メートルは森重航(山形・山形中央高)が、成年男子500メートルは森永一帆(山形・山形市体協)が勝利した。
 フィギュアの成年女子ショートプログラム(SP)は本郷理華(愛知・邦和スポーツランド、仙台市出身)が73.61点でトップに立った。成年男子はSP1位の友野一希(大阪・同大)がフリーでもトップの165.69点をマークし、合計241.66点で優勝した。

◎強気にイン攻め逆転

 スピード成年男子500メートルは、森永(山形市体協)が逆転で初優勝を飾った。「短距離はインを攻めないと勝てない」。最終コーナーで勝負を決め、「結果を残せてよかった」と振り返った。
 決勝は一番内側のスタート位置に入り、2番手で最初のコーナーを通過した。バックストレートも2番手をキープし、周囲の様子をうかがいながら最終コーナーへ。先頭とコーナーの隙間を見逃さず、一気に飛び込んでトップを奪った。
 「攻める気持ちがあるのと無いのとでは全く違う結果になる」。冷静さと強気で栄冠をつかみ取った。
 一瞬の判断力は山形中央高時代に育まれた。スケート部の椿監督は「レース中もリンクの状態や天気、周囲の選手を見て自ら考える選手が成功する」と部員に教え込んだ。その恩師が見守る中、決勝で会心のレースを見せた。
 北海道苫小牧市出身。早大を経て山形県体育協会に入り、昨年4月に山形市体育協会に移った。仕事に追われる中、自ら時間をつくり出し、工夫を凝らし練習を重ねてきた。
 スピードスケート選手で27歳は若くはない。「今季が最後という気持ちでレースに臨んだ」。5000メートルに出場した高校3年以来の国体優勝に、頬が緩んだ。172センチ、65キロ。(山本武志)


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2018年01月31日水曜日


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