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住友電工のホープ 19歳の遠藤 東京五輪へまい進 実業団で飛躍期す

全日本実業団対抗駅伝で1区を力走する住友電工の遠藤

◎ニューイヤー駅伝1区区間賞「経験積み自己新狙う」

 2020年東京五輪の陸上長距離出場に向け、住友電工の新人遠藤日向(福島・学法石川高出)が練習に励んでいる。今月1日にあった全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では1区の区間賞を獲得。「勝負の年」と位置付けた今年最初のレースでスタートダッシュに成功したホープは「経験を積み、自己記録の更新を狙う」と張り切っている。(剣持雄治)

 ニューイヤー駅伝は「会心のレース」だった。「ハイペースの割に、速く感じない」と先頭集団でチャンスをうかがい、最終盤で服部弾馬(トーエネック)との一騎打ちを制した。実業団1年目で結果を出した。
 全国高校総体1500メートルを制するなど、高校陸上界を引っ張ってきた。卒業後は東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出場できる大学への進路を選ばなかった。「世界で戦い、トラックで勝負するなら実業団がいい」
 進路先は、1万メートル日本記録保持者であり憧れでもある村山紘太(宮城・明成高−城西大出)が所属する旭化成か、住友電工かで悩んだ。最終的には早大で大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)ら五輪選手を育てた渡辺康幸監督の「うちに来たら強くなるよ」という言葉に腹を決めた。
 当初は高校と違って自主性を重んじる実業団の練習に戸惑ったが、新しい環境にも慣れた。東京五輪で出場を狙う1500メートル、5000メートルの自己記録を昨年12月までに塗り替え、「強くなっているのをタイムを見て実感する」とうなずく。
 今年は1500メートルで3分30秒台、5000メートルで13分20秒台と自己記録の更新を狙う。「スピードもスタミナもまだ足りない。今年、記録を縮められなければ、五輪の参加標準記録突破を目指す来年は、もっと厳しくなる」。陽気な19歳の表情がぐっと引き締まった。


[えんどう・ひゅうが]住友電工。福島・学法石川高出。高校1年で出場した2014年の国体は3000メートルで優勝。2、3年時は5000メートルを連覇した。U−18(18歳以下)とU−20(20歳以下)の3000メートル日本記録保持者。自己記録は1500メートル3分42秒98、5000メートル13分38秒79。郡山市出身。170センチ、56キロ。


2018年01月31日水曜日


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