広域のニュース

<求人倍率>東北12月過去最高1.51倍 3ヵ月連続更新

 厚生労働省などが30日まとめた東北6県の昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.02ポイント上回る1.51倍となり、3カ月連続で過去最高を更新した。正社員の有効求人倍率(原数値)も全県で過去最高を記録。4月以降の新年度求人が出始め、転職希望者が増えている。
 各県の有効求人倍率(季節調整値)は表の通り。青森、宮城、秋田は過去最高だった。宮城と山形は全国平均(1.59倍)を上回った。
 正社員の有効求人倍率(原数値)は青森0.90倍、岩手0.94倍、宮城1.18倍、秋田1.03倍、山形1.10倍、福島1.11倍。いずれも2カ月連続で過去最高となった。
 宮城労働局の担当者は「正社員求人は着実に増えているが、1〜4月は例年、求職者が増えるため、正社員の求人倍率が下がる。1月以降は低くなるだろう」と推測する。
 各県の公共職業安定所別の有効求人倍率(原数値)は、相双が2.43倍で最高、黒石が0.78倍で最低だった。青森以外は全安定所で1倍を超えた。宮城が全安定所で1倍を超えたのは25年1カ月ぶり。
 新規求職者(原数値)は減少傾向が続く。青森は統計開始以来、最少の7676人(前年同月比9.9%減)、福島は過去20年で最も少ない6154人(同7.1%減)を記録。転職希望者は秋田と山形で増加に転じ、秋田は6.1%増、山形は0.7%増だった。
 秋田労働局の担当者は「労働力を補うには、現在、仕事をしていない潜在的な求職者を掘り起こす必要がある」と指摘する。
 新規求人(原数値)は製造業を中心に全県で増えた。青森と岩手では運輸、郵便業の人手不足が深刻化しており、青森は前年同期比50.6%増、岩手は26.0%増だった。
 岩手の建設業は年度末の繁忙期に備えた求人を例年より早めに出し、前年同月比13.6%増の1022人。宮城はコールセンターや製造業への専門職派遣が好調で「学術研究、専門・技術サービス業」が14カ月連続で前年同月を上回った。


関連ページ: 広域 経済

2018年01月31日水曜日


先頭に戻る