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<仙台市>いじめ対策推進室新設へ 市長主導

仙台市役所

 仙台市で相次いだ市立中学生のいじめ自殺を受け、市は新年度、いじめ対策推進室を市長部局の子供未来局に新設する。複数の会議や委員会が原因究明や再発防止に向けた議論を進めている現状を踏まえ、郡和子市長が総括する新部署が必要との認識を示していた。
 推進室は部相当で、部長級幹部をはじめ6〜7人の体制になる見込み。いじめ対策や体罰の実態を検証する第三者機関「いじめ対策等検証専門家会議」の所管を総務局から移す。郡市長が昨年7月の市長選で公約に掲げた「いじめ防止条例」に関する検討も進める。
 泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月に自殺した事案を調査中の第三者機関「いじめ問題再調査委員会」については、事務局を子供未来局総務課から移すかどうかを最終調整している。
 郡市長は昨年12月の市議会いじめ問題等対策調査特別委員会で「私の下にいじめ対策を総括する組織を設ける必要性を認識している」と、新部署に言及した。
 市長部局への推進室設置で市長主導の対策を打ち出しやすい反面、教育行政を第一義的に担う市教委との間で、責任の所在が曖昧になる恐れもある。


2018年02月01日木曜日


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