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岩沼の集団移転跡地 関包スチール工場建設へ 産業活用県内初の完了

関包スチールの工場が建つ西原産業用地の一角

 鋼材メーカーの関包スチール(大阪市)は、宮城県岩沼市が同市下野郷に整備した臨空西原産業用地に工場を建設することを決め、31日、同市と立地協定を結んだ。西原産業用地は東日本大震災による防災集団移転跡地で、同社の進出で全区画が埋まった。跡地を活用した産業系の土地区画整理事業としては県内初の完了事例となる。
 分譲地の面積は約7600平方メートル。建設されるのは鋼板を切る鉄筋平屋の工場で、床面積は約3300平方メートルとなる。着工時期は未定だが、2020年3月ごろに操業し、5〜10人ほどを地元採用する。同社は市内の別の場所に二つの工場があり、今回が三つ目の工場となる。
 市役所であった締結式で、同社の谷本豊治社長が菊地啓夫市長と協定書を交わした。谷本社長は「震災で水没した既存工場の設備を復旧させて自動車関連の仕事をしていたが、限界に来ていた。設備更新のため新たに工場を建てたかったので、願ってもない土地だ」と述べた。
 市は被災者の雇用確保と産業振興を目標に、防災集団移転跡地を買い上げて15年12月に造成を開始。仙台空港に近い立地から引き合いが多く、これまでに農業資機材卸や食品輸送の計3社が進出し、4社目の関包スチールで計約2.5ヘクタールの分譲を完了した。


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2018年02月01日木曜日


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