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<平昌で羽ばたけ>東北関係選手へエール(1)フィギュア・羽生結弦選手 伸び伸び楽しんで

「重圧を感じないで」と話す千葉さん

◎元仙台市七北田中スケート部顧問・千葉一恵さん(62)

 平昌冬季五輪は9日の開幕に向け、秒読み段階となった。4年に1度の晴れ舞台へ、力を磨いてきた東北関係の選手にゆかりの人たちが熱いエールを送る。

 結弦君の入学に合わせて七北田中にスケート部ができました。1年目の部員は結弦君1人。3年目は結弦君を含め3人ぐらい。体育祭の部活対抗リレーでは、私が担任を務めていた特別支援学級の生徒とチームを組みました。障害に関係なく人と接する子でした。
 賞状伝達式はいつもバレエのように片脚を前に出して立っていました。理由を聞くと、「人に見られる種目なので、常に意識しています」と言います。普段の心掛けがあるから、華麗な演技ができるんですね。
 遠征が多かった2、3年のときは休みがちで、少しかわいそうでした。けがをしないためなのか、好きな体育の授業も見学が多かった。運動場の脇にいるのを見つけたときは、支援学級に呼んで、生徒の相手をしてもらっていました。
 支援学級のもう一人の担任の名前が、バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔選手と同姓同名だったんです。結弦君は「あのステップはどうやればいいんですか」なんて、よく冗談を言い合っていました。
 どこまでもスケートが好きだった結弦君。平昌ではメダルの重圧を感じず、伸び伸びとスケートを楽しんでほしいです。

[はにゅう・ゆづる]1994年12月7日生まれ、23歳、仙台市出身。172センチ、57キロ。宮城・東北高出、ANA。2014年ソチ五輪と14、17年世界選手権金メダル。


2018年02月01日木曜日


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