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<秋田おばこ農協>総代会開催 56億円赤字経緯を説明

一連の不祥事の経緯を説明する原組合長(前列左から2人目)ら農協幹部

 大仙市の秋田おばこ農協がコメの直接販売で約56億円の累積赤字を計上した問題で、農協は31日、市内で総代説明会を開き、組合員代表に赤字発生の経緯を説明するとともに、直接販売から全農秋田への委託販売に変更するなどの赤字解消策を示した。

 非公開で行われた説明会には大仙、仙北両市と秋田県美郷町の組合員442人と農協幹部職員74人の計516人が出席。農協は赤字解消策として、組合員への農協独自の奨励金や加算金を減らすことによる収益を充てたい考えも伝えた。
 農協は内部の会計チェック体制に甘さがあったことが巨額赤字計上につながったことを認めた上で、事務手続きや規約を守る内部統制を改善すると説明。不採算事業の見直しや支店・営農センターの集約を検討するほか、役員の報酬削減と退職慰労金を支給しないことや職員給与の削減、内部留保の取り崩しを行うことも明らかにした。
 近く第三者による役員責任等調査委員会を設置して赤字を発生させた責任の所在を明らかにし、歴代の役員や幹部職員に損害賠償を求める。さらに、農協の業務を改善する専任部門を設置し、同様の不適切な会計処理の再発を防止することも決めた。
 説明会後の記者会見で原喜孝組合長は「日本一のコメ販売という地位にあぐらをかいた結果、こうした結果を招いた。農協が正常な姿になるよう経営者の責任を果たしたい」と述べ、早期の引責辞任を否定した。


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2018年02月01日木曜日


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