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<栗原市>デマンド交通導入 19年度、市民バスを見直し

 宮城県栗原市は2019年度、市民バスの運行体系を見直す方針を決めた。合併前の旧町村内を循環する「地域内路線」を廃止し、自宅から地区中心部までを行き来する「予約制乗り合い型デマンドタクシー」を導入する。旧町村を横断する「市内連携路線」と市内外を行き来する「広域路線」については、運賃を100円均一とする見通し。

 デマンドタクシーは、自宅から目的地に直接向かうことができる乗り合い型の公共交通システム。複数の予約がある場合は、各利用者の自宅を経由する。
 旧町村中心部にある(1)総合支所(2)病院(3)金融機関(4)旧町村外に接続するバス停−など、拠点施設にのみ接続する。運賃は300円で年間1000円程度の登録料も徴収する。
 運行本数は、現在旧町村内を走る路線バスの利用実態に応じて決める。多い地域で1時間に1本、1日8便程度を想定する。
 市内連携路線と広域路線に関しては大幅な見直しはせず、ダイヤなどを調整する。最大500円だった料金を100円均一にすることで、利用者増を目指す。
 市の試算によると、導入後の地域内路線の年間利用者数は、16年度比で約2万8000人増の約8万5000人を見込む。市の負担額は市民バス事業全体で1400万円増の約2億2200万円となる見通し。
 今回の改定は、外部の有識者らでつくる市地域公共交通活性化協議会の決定を受けた措置。高齢層を中心に「自宅からバス停までが遠い」との声が上がっており、運行体系の見直しが協議されていた。


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2018年02月02日金曜日


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