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<棋聖戦>第3局 一力八段3連敗 激しい攻防一歩及ばず

第3局2日目の対局を始める一力八段(左)と井山棋聖=1日午前、長崎県西海市

 【解説】黒番の一力遼八段が戦いになりやすい高い中国流布石を右辺に敷いて始まった第3局は、黒が上辺を広く構えた時に井山裕太棋聖が打ち込み、競り合いになった。ここから戦いは中央に拡大し、3カ所の石が絡み合う複雑で難解な局面に発展した。
 攻防はさらに下辺に伸び碁盤全体に及ぶ「ねじり合い」となる。じっくりとした展開だった第2局とは違って、序盤から激しい戦いが繰り広げられ、控室のプロ棋士たちからも「訳が分からない」との声が上がる局面が続いた。
 一手一手慎重に打ち進められ、3カ所の石のうち2カ所はお互いにそれぞれ生きるワカレになったが、左上で黒が仕掛けてコウ絡みの攻め合いとなり、勝負どころを迎える。しかし黒のコウ材が少なく、白がコウを解消し、逃げ切った。(河北新報囲碁記者 田中章)

<調整し次に臨む/一力遼八段の話>
 (左上の攻防で)コウになっていけるかと思ったが、途中からは(形成が)良くなるのは大変だと感じた。次の対局まで2週間あるので調整して臨みたい。

<コウ解消で勝機/井山裕太棋聖の話>
 中央で仕掛けたが無理気味で自信がなかった。(左上の攻防の)コウが一段落(解消)した段階でいけるかと思った。次の対局も結果を恐れず打ちたい。

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 囲碁の井山裕太棋聖(28)=名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に仙台市出身の一力遼八段(20)が挑戦している第42期棋聖戦7番勝負(読売新聞社主催)で、長崎県西海市での第3局は2日目の1日、井山棋聖が238手で白番中押し勝ちして3連勝し、6連覇まであと1勝とした。


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2018年02月02日金曜日


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