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高台で安心の子育て 南三陸町の志津川保育所が落成

保育所の完成を祝い、歌を披露する子どもたち

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の志津川保育所(乳幼児69人)の新築工事が終わり、1月31日に落成式があった。海抜40メートルの防災集団移転団地の一角に位置し、子どもたちを安全に育てる環境が整った。5日、利用が始まる。
 現地であった式には関係者約50人が出席。佐藤仁町長は「子どもたちが安心して暮らせるまちづくりを進める」と述べた。利用する幼児が「給食やプールが楽しみです」と声を合わせ、感謝の気持ちを込めて歌を披露した。
 1975年に建設した旧保育所は震災の津波で床下浸水の被害を受けた。修繕した上、3カ月後に再開。施設の老朽化に加え、周辺地域が16年に土砂災害警戒区域に指定され、移転を余儀なくされた。
 新施設は木造平屋745平方メートル。防災集団移転団地の志津川中央地区にあり、志津川小と隣接する。工事費3億4115万円のうち1億円を企業からの寄付で賄った。
 中村美佐所長(58)は「小学校と連携して災害時の引き渡し訓練を行う。自分の命を自分で守る子どもに育てたい」と語った。


2018年02月02日金曜日


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