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<世界農業遺産>大崎の居久根は「古くて新しい」 FAO事務局次長視察

居久根を視察するグスタフソン氏(中央)=大崎市古川渋井

 国連食糧農業機関(FAO)のダニエル・グスタフソン事務局次長は1日、昨年12月にFAOの世界農業遺産認定に決まった大崎市を中心とした「大崎耕土」を訪れ、屋敷林「居久根(いぐね)」を視察した。
 訪問したのは、居久根がある同市古川渋井の大友良三さん(69)方。100年以上の歴史があり、スギやハンノキなど200種以上の草木が育つ。妻麗子さん(69)から「風や雪、洪水から家を守り、薬草や果実を与えてくれ、昆虫や鳥など生き物のすみかにもなっている」と説明を受けた。
 グスタフソン氏は「知恵を生かした古くて新しい仕組み。環境に配慮した持続可能な生産システムで、経済的なメリットもある」と話し、生物多様性に寄与する居久根が残る環境を評価した。
 同氏は宮城県内の東日本大震災の被災地も訪れ、石巻市の魚市場や亘理町のイチゴ団地、山元町の農業生産法人などを見て回った。


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2018年02月02日金曜日


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