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<福島第1>2号機格納容器底部は最大8シーベルト、台座外側より低く

 東京電力は1日、福島第1原発2号機で1月に実施した原子炉格納容器の内部調査を巡り、溶融燃料(燃料デブリ)とみられる堆積物を確認した格納容器底部の空間線量が、最大で毎時8シーベルトだったと発表した。原子炉圧力容器を支える台座の外側と比べ大幅に低かったが、「堆積物が溶融燃料の可能性が高い」との見解は変えなかった。
 空間線量は、台座内部に調査装置をつり下ろしながら計4カ所で計測。圧力容器直下で7シーベルト、他の3カ所はいずれも8シーベルトだった。一方、台座の外側は15〜42シーベルトだった。
 台座内部の線量が低い理由について、東電原子力・立地本部の木元崇宏本部長代理は「注水で格納容器底部の放射性セシウムが流された可能性もある」と指摘。同社福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は「理解できない点があり、分析を進める必要がある」と明言を避けた。
 一方、経済産業省資源エネルギー庁の木野正登参事官は同日の記者会見で「燃料が溶け落ちる過程で融点が低い放射性セシウムが揮発し、台座外側に付着したため線量が外側の方が高くなった可能性がある」と推測した。
 今年1月に行った2号機の内部調査は、先端にカメラや線量計が付いた伸縮パイプを使って実施。小石状の堆積物や燃料集合体の部品とみられる物体を映像で捉えた。
 2号機内部の放射線量を巡っては、昨年1〜2月に行った最初の調査の際、1度は台座の外側で最大約650シーベルトの推定線量を発表。その後に計測ミスが判明し、最大で推定約80シーベルトだったと訂正した。


2018年02月02日金曜日


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