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<杜の都のチャレン人>言葉の力を人へ地域へ 前向きなメッセージ、電波に乗せ

エフエムたいはくで収録に臨む鈴木さん=仙台市太白区

◎「エフエムたいはく」パーソナリティー 鈴木はるみさん(55)

 じっと耳を傾け、得心がいったようにうなずく。真面目な人柄と旺盛な好奇心がにじみ出る。
 地域FM局「エフエムたいはく」(仙台市太白区長町、78.9メガヘルツ)で週1回、パーソナリティーを務めている。自費制作の30分番組「鈴木はるみのソーシャルで行こう!」は今春7周年を迎える。
 毎回ゲストを迎え、現況や思い、印象深い出来事、今後の夢などを語ってもらう。宮城県や東北を中心に、領域は社会貢献、芸術、学術、スポーツ、ビジネスなど多岐にわたる。聞き役に徹し、話すのは2割ほどだろうか。
 10代の頃から、自らの可能性を花開かせたい思いを強く持っていた。「とはいえ、具体的な動きには結び付かず、もやもやと渇望感ばかりを募らせていました」
 2010年、同局の生放送にゲストで訪れ、今につながる端緒をつかむ。セミナーなどで知り合った魅力的な人たちのことを伝えると、ある人から「番組で紹介してみたらどうだろう」と提案された。不安より興味が勝った。番組は11年4月にスタート。当初は、直前にあった東日本大震災からの復興に尽力する人が多く出演した。
 試行錯誤しつつも、やめる選択肢は浮かばず、気が付いたら3年が過ぎていた。振り返れば、一度も番組を休んでいない。自身をやっと認めることができ、積年のもやもやは吹き飛んでいた。「それからはあっという間でした」
 新機軸にも意欲的だ。昨年5月から番組の枠内で月1回、仙台市議をゲストに招き、市民の視点で政策や活動を問う「市議会へ行こう!」を始めた。「ソーシャル」が幅広さを目指すのに対し、こちらは定点観測の深みを意識する。
 諦めずに可能性を花開かせる。番組に登場するのもそんな人たちだ。「前向きな言葉には力があります。聴いてくれた人がやってみよう、挑んでみようと一歩踏み出す。ささやかなきっかけになればうれしいですね」(志)

[すずき・はるみ]63年仙台市生まれ。東北学院大経済学部卒。コンピューター会社勤務を経て主婦。カウンセラーやメンタルコーチとしても活動する。番組は毎週火曜日午後8時〜8時半。青葉区在住。


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2018年02月03日土曜日


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