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「黒米おはぎ」デビューへ 仙台の和菓子店と山形の農家 県境越えコラボ

試作品を前に打ち合わせする岩間さん(左)と小林さん=仙台市若林区
こしあん(上)と白あんの「黒米おはぎ」。中にぷちぷちとした食感の黒米が入っている

 仙台市若林区の陸奥国分寺薬師堂境内で毎月開かれる「お薬師さんの手づくり市」(実行委員会主催)で8日、山形市の農家が栽培した「黒米(くろごめ)」を材料に若林区の和菓子店「いち福」が作ったおはぎがデビューする。出店者同士の連携が、奥羽山脈を越えて初めて実現した。手づくり市が11月に10周年を迎えることから、節目を祝う新名物への期待が膨らむ。
 いち福の代表社員岩間隆司さん(37)と、山形市の農業小林茂敏さん(65)は4年ほど前から出店者同士として交流。団子や大福と並ぶ看板商品であるおはぎの種類を増やしたい岩間さんと、山形県朝日町で栽培する黒米の販路拡大や知名度向上を探る小林さん双方のニーズがかみ合った。
 「黒米おはぎ」は、こしあんと白あんの2種類。ぷちぷちとした食感の黒米を、飽きのこない上品な甘さのあんで包んだ。丸いおはぎを縦に二つ並べると開催日「8」の形になる。2種類入りで260円。いち福と、小林さんが出店する「リトルウッドファーマー」の両ブースで販売する。
 岩間さんは「異業種とのやりとりは、発想や可能性を広げてくれる。こうした連携が後に続いてほしい」と語る。小林さんは「県境をまたぎ、生産、加工、販売で支え合う形を大切にしたい」と話す。
 実行委事務局長の佐藤正記さん(57)は「素晴らしい取り組みで、東北の小さな商いを応援してきた手づくり市の励みになる」と喜ぶ。
 手づくり市は午前10時〜午後3時。食品と雑貨の計約140店が並ぶ。食品(約45店)は山形県勢が2割強を占める。連絡先はいち福022(286)6537。


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2018年02月05日月曜日


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