宮城のニュース

<技能五輪>ウェブデザイン部門で宮城工の渡部さんが金賞

金賞を受賞した渡部さん(左)と敢闘賞の菊地さん

 日本のものづくりを支える人材を輩出してきた技能五輪全国大会(厚生労働省など主催)が昨年11月、栃木県内であり、東北からは31人が入賞した。このうち宮城工高情報研究部の3年渡部友裕さん(18)はウェブデザイン部門で最高賞の金賞に輝き、同3年菊地聖治さん(18)は同部門の敢闘賞を獲得。各企業の若手技術者らが42部門で腕を競った第55回大会で、高校生の金賞受賞者は渡部さんだけだった。
 同部門の課題は、社会人向けの学習サイトの構築だった。数学など約10科目から学びたい科目を選んで問題を出題させ、解答後に正解や解説を表示することなどが条件となった。
 課題は約1カ月前に公表され、渡部さんと菊地さんは部活動の時間などでウェブサイトを設計し、実際に構築する作業を繰り返して手順を覚え本番に臨んだ。
 渡部さんは条件を満たした上で、仕事で忙しい社会人が夜に使用する際、目の負担を軽減する明るさにする「夜間モード」の機能を持たせた。菊地さんは通勤時の電車の乗り降りで問題を解くのをやめた場合、中断した問題から円滑に再開できるようにした。
 独自の機能が評価され金賞を受賞した渡部さんは卒業後、大手メーカーに就職しソフトウエア関連のエンジニアとして働く予定。菊地さんは東京の工業系専門学校へ進学する。
 渡部さんは「昨年は入賞できなかったので金賞には驚いた」と話し、菊地さんは「将来はウェブデザインの技術で人の役に立つ製品を作る」と語る。
 宮城工高情報技術部は10年前の創部で、5年前にウェブデザインを始めた。技能五輪全国大会は3回目の出場で、初の金賞獲得となった。
 東北では左官の部で久慈職業訓練協会の樋口友樹さん、洋裁の部で白鷹高等専修学校(山形県白鷹町)の佐藤由菜さんも金賞を受賞した。

 東北の他の受賞者は次の通り。(敬称略)
 【タイル張り】敢闘賞 津志田結輝(岩手・奈良屋)
 【配管】敢闘賞 菅原楓、下村信人(岩手・県立産業技術短期大学校水沢校)
 【電工】銀賞 鈴木将也(山形・ユアテック営業本部電気設備部)▽敢闘賞 佐藤大輝(青森・同)
 【左官】銀賞 斎藤優斗(山形・大類工業)
 【建築大工】敢闘賞 野辺地大貴(岩手・カネキ)、熊谷朋哉(同・吉田建設)、川村沙音里(山形・ホリエ)
 【美容】敢闘賞 鈴木愛里(山形・マリ美容室)
 【理容】銀賞 児玉沙織、荒佑基(福島・ヘアーサロンワイルド)▽敢闘賞 岩田勇(同・カットハウスYOU)
 【洋裁】銀賞 三上悠、工藤美奈(岩手・三和ドレス)▽銅賞 山形純菜(山形・佐藤繊維 山形県)▽敢闘賞 木内美結(同・同)
 【洋菓子製造】銀賞 小笠原愛(岩手・北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ)▽敢闘賞 長谷川すみれ(同・同)
 【西洋料理】銀賞 高橋愛理(岩手・北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ)▽銅賞 高野睦美(同・同)▽敢闘賞 酒井彩(福島・郡山ビューホテル)、新美結花(岩手・菜園調理師専門学校)
 【造園】敢闘賞 西塚貴幸(青森・みちのく庭園)
 【日本料理】銅賞 山口明日香(山形・鶴岡市加茂水族館)▽敢闘賞 武田彩音(山形・旅館古窯)
 【レストランサービス】敢闘賞 関本彩花(宮城・仙台ターミナルビル)


関連ページ: 宮城 経済

2018年02月06日火曜日


先頭に戻る