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<松川浦>7年ぶり磯の香り 青ノリ出荷始まる「海中のがれき撤去から長い道のりだった」

吸引器で海中の養殖網から青ノリを収穫する漁師=5日午前7時ごろ、相馬市の松川浦

 福島県相馬市の松川浦で5日、試験操業の一環として養殖青ノリの出荷が始まった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、昨シーズンまで本格再開が見送られていた。7年ぶりとなる収穫に浜が活気づいた。
 相馬双葉漁協(相馬市)の漁師12人が作業に当たった。小舟に搭載した吸引器を使い、海中の養殖網からノリを吸い取った。4月まで作業を続け、10〜20トンの収穫を見込む。
 松川浦は東北唯一の青ノリ産地で知られ、震災前は年200トン以上を出荷していた。被災した養殖施設の復旧が進んだのに加え、放射性物質のモニタリング検査で安全性が確保できると判断した。
 地元漁師の菊地利昭さん(70)は「海中のがれき撤去からここまで長い道のりだった。磯の香りを多くの人に楽しんでもらいたい」と笑顔を見せた。


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2018年02月06日火曜日


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