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<陸自ヘリ墜落>東北の3駐屯地の周辺住民、不安と戸惑い

 佐賀県神埼市で陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが住宅に墜落し炎上した事故は、東北でヘリが配備されている陸自八戸(八戸市)、霞目(仙台市若林区)、神町(東根市)の3駐屯地の周辺住民に不安と戸惑いを広げた。
 霞目駐屯地近くの焼き肉店従業員山岸朱美さん(71)は「米軍機を含め、全国で事故が続く。万が一のことが起きなければいいが」と懸念。地区の老人クラブ会長の古儀(こき)とき子さん(80)は「昼夜問わずヘリが飛び、不安はあるが、東日本大震災で炊き出しなどをしてもらった自衛隊には感謝も大きい」と複雑な思いを明かす。
 神町駐屯地周辺で果樹園を営む中川敏浩さん(54)は「上空を飛ぶヘリを危険だと思ったことはなかったが、身近にも起こり得ると感じた」と心配そう。美容室を営む土田京子さん(63)は「女性客の旦那さんの大半は現役自衛官かOB。自衛隊は地域に溶け込んでおり、事故があれば信頼関係が崩れてしまう」と語る。
 八戸駐屯地を抱える八戸市のパート社員の女性(34)は「安全に気を付けて飛んでほしい。整備点検をきちんとしてもらいたい」と求めた。
 陸自東北方面総監部(仙台市)によると、3駐屯地に墜落機と同型のヘリは配備されていない。墜落事故を受け、3駐屯地はヘリ全機の点検を実施。異常がなかったため、7日にも飛行を再開する。


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2018年02月07日水曜日


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