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有機EL製造部品を生産 米沢に企業進出、19年稼働

米沢進出を発表し、握手する(左から)米沢市の中川勝市長、吉村知事、杉本社長

 ディスプレーパネル製造装置メーカー、ブイ・テクノロジー(横浜市)は6日、有機ELディスプレー製造部品の一つ「蒸着マスク」の生産拠点を米沢市に開設し、2019年に本格稼働させると発表した。有機EL照明製造ルミオテック(米沢市)の事業を、親会社の三菱重工から継承することに基本合意したことも明らかにした。
 新工場は床面積3000平方メートル。ルミオテックの生産拠点がある米沢八幡原中核工業団地の県産業技術振興機構「有機エレクトロニクス事業化実証施設」内に整備する。投資額は約50億円。
 蒸着マスクはスマートフォンなど有機ELディスプレーの製造工程で、画面となるガラス基板に青、緑、赤三原色の有機材料の吹き付けに使われる部品。
 「ファインハイブリッドマスク(FHM)」と呼ばれる同社製品は、特許を持つ金属と樹脂の混合素材を使い、一般的な金属製品より細密な画素を実現できるという。国内外のパネルメーカーに売り込みを図る。
 10月をめどに試験操業を計画。本社からの技術者10人に加え、山形大や地元企業などから10人の雇用を予定している。本格稼働した20年に160億円の売り上げを見込む。
 杉本重人社長は山形県庁で吉村美栄子知事らと記者会見し「FHMは有機ELディスプレーの解像度向上に不可欠な技術で、米沢はその世界初の生産拠点となる。山形から世界に高い技術力を売り込みたい」と話した。


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2018年02月07日水曜日


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