宮城のニュース

<防潮堤>宮城県が初の住民意向調査 石巻・表浜港、170世帯対象

 東日本大震災で被災した石巻市の表浜港で計画されている防潮堤整備について、県が地元住民を対象に意向調査を実施する方針を固めたことが7日、分かった。防潮堤整備を巡り、県が住民に意向を調査するのは初めてという。
 調査対象は同港近くの小渕(こぶち)浜・給分(きゅうぶん)浜両地区の約170世帯。防潮堤建設への賛否などについて、より多くの住民の意見を把握するのが狙い。県側は10日、県漁協表浜支所で開く住民向けの会合で、調査について説明する。
 担当者は「これまで説明会を開催してきたが、参加人数は10〜20人と少ない。調査で住民の意思を確認したい」と説明。今後の方針については「調査結果を見て判断したい」としている。防潮堤は2020年度末までの完成を目指す。
 県は昨年11月の意見交換会で、海抜6メートル、総延長708メートルの規模で整備する計画を提示。参加した約10人の住民からは反対意見が多く上がっていた。
 小渕浜で民宿を営む小池豊一さん(62)は、漁業従事者の利便性や景観の保全を理由に防潮堤整備に反対している。意向調査には前向きで「県は住民の意思をしっかり把握して、それに沿った計画にしてほしい」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年02月08日木曜日


先頭に戻る