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宮城県産シードル高評価 国際コンテストで銀・銅「素材に自信あった、次は金賞を」

シードルファンらと記念撮影する毛利さん(中央)と結城さん(右から2人目)

 宮城県産リンゴを原料にした仙台秋保醸造所(仙台市太白区)の発泡酒「シードル」の2品が、国内で初めて開かれたシードル国際コンテストで銀賞と銅賞を受賞した。銀賞は日本の製造元で2番目に高い評価で、醸造元やリンゴ生産者、シードルファンが祝賀会で受賞を喜んだ。
 銀賞に輝いたのは中甘口の「ドルチェ」。原料は亘理町の生産者が育てた「ふじ」で、透き通ったおだやかな甘さが特長だ。銅賞を獲得した辛口の「ブリュット」は、仙台市泉区、亘理町、加美町、南三陸町で生産された県産品種のサワールージュ、ふじ、ジョナゴールドをブレンドした。
 国際コンテスト「フジ・サイダーチャレンジ2017」は昨年8月に東京であった。約150本が出品され、国内でトップの金賞を長野県の醸造所が獲得。銀賞に仙台秋保醸造所のドルチェなど7本が選ばれた。
 1月31日、仙台市青葉区の飲食店で祝賀会があり、約20人が駆け付けた。仙台秋保醸造所の毛利親房社長は「素材には自信があった。次は金賞を狙う」と意気込みを語った。
 亘理町の結城果樹園の結城翔太さん(28)によると、原料のふじは完熟するまで収穫を待ったという。結城さんは「生産現場とワイナリーの距離が近いメリットが生きた」と喜んだ。
 仙台秋保醸造所は、県内のリンゴ生産者を支援しようと15年にシードル作りを始めた。少し傷が付いたり色付きが悪かったりしたリンゴを、加工用の取引相場の2倍の価格で生産者から買い取っている。
 銅賞のブリュットは仙台秋保醸造所などで販売し、ハーフボトル(375ミリリットル)が1200円。銀賞のドルチェは完売した。
 17年産リンゴのシードルは仕込みを終え、早ければ5月上旬にも発売する。


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2018年02月08日木曜日


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