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<汚染廃棄物>石巻市、試験焼却関連費計上へ 新年度予算案に

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物を巡り、宮城県石巻市が試験焼却関連費用として2億円超を2018年度一般会計当初予算案に計上する方針を固めたことが9日、分かった。14日に開会する市議会2月定例会に提出する。
 焼却灰の埋め立てを予定する河南一般廃棄物最終処分場周辺の住民が反対しているが、市は説明会を重ねて安全性について十分に理解を求めたと判断。汚染廃棄物の稲わらを細かく裁断する費用や運搬費などを予算案に盛り込み、18年度中の試験焼却を目指す。
 計画では石巻広域クリーンセンターで焼却し、焼却灰を河南一般廃棄物最終処分場に埋め立てる。汚染廃棄物を一般廃棄物と混ぜて燃やすことで焼却灰は1キログラム当たり400ベクレル以下、資源化できるスラグは同100ベクレル以下に抑える。
 市は最終処分場周辺の住民に説明を始めた昨年7月以降、説明会や個別の意見交換会を計15回開催。出席者からは風評被害や子どもへの健康被害を懸念する声が上がっていた。
 市内で保管する汚染稲わらは約69.8トン。1キログラム当たり2000〜5500ベクレルで、数値が低い廃棄物から順番に試験焼却する。


2018年02月10日土曜日


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