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<入試のツボ>正解への過程重視を

◎高校受験・直前対策(5)前期選抜を終えて

 1月31日に実施された公立高入試の前期選抜の動向と問題分析をまとめたので、後期選抜や来年度の参考にしてほしい。
 前期選抜の出願倍率は、仙台市内の難関高普通科で2倍超が多かった。主な12校のうち7校で2倍を超え、仙台一は2年ぶりに7倍超となった。仙台三の4倍超は2年連続だった。
 今回のポイントは女子の動向。12校のうち10校が女子志願者を増やした。減少した2校も、3人減と13人減にとどまる。仙台市内の高校が共学化して7〜10年が経過したが、同市内の普通科を志望する女子が宮城県全域で増えているとみていい。
 前期選抜の問題の特徴にも触れたい。国語は、2年連続で漢文が出題された。後期選抜も含めると、近年は漢文の出題が目立つ。数学は、毎年1%未満〜数%の正答率になっている第3問と第4問の最終問題は相変わらず難易度が高かった。これら以外にひねられた問題は少なく、全体的に前年より得点しやすい印象を受けた。
 英語は難化した。3年生範囲からの単語が多く、単語整序・英問英答ともにレベルが上がった。これまでは全国の公立高入試に比べて平易な問題だったので、当然だと言える。後期選抜や来年度は、県の過去問にとらわれず、十分に準備する必要がある。
 大学入試制度や学習指導要領が大きく変わっていく中で、県の入試問題も今後大きく変容するだろう。単なる知識や技能を試されるだけでなく、正解に至るまでの過程を問われることが多くなるはずだ。(進学プラザグループ教務部・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2018年02月10日土曜日


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