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<南三陸卸売市場>宮城県内初の「優良衛生管理市場・漁港」に認定

鮮度を保つ水槽を備える南三陸町地方卸売市場。仲買人が生きの良い魚を次々と競り落とした

 東日本大震災で被災し、高度衛生管理型として宮城県南三陸町が再建した町地方卸売市場が、宮城県内で初めて一般社団法人大日本水産会の「優良衛生品質管理市場・漁港認定」を受けた。関係者は「食の安心・安全を全国に発信できる」と期待を寄せる。認定は1月31日付。
 制度は2005年に始まり、東北では大船渡市や宮古市の魚市場も認定を受けている。適切な排水設備、入場者の清潔度チェックなどハード、ソフト両面の100項目以上の基準をクリアしなければならない。
 町は震災の津波で被災した魚市場を16年6月、志津川漁港に再建。鳥やごみが入らない閉鎖型の施設で、入場者の滅菌が必要になった。有害物質を分解するバクテリアを含む活魚水槽を備えるほか、魚に傷がつかないシャーベット状の氷を採用して鮮度を管理する。
 9日の記者会見で県漁協志津川支所の佐々木憲雄運営委員長は「震災後に水揚げ量が少なくなり、魚を大切に扱おうという意識が高くなった。認定は南三陸ブランドの確立につながる」と話した。佐藤仁町長は「産地間競争に勝つために必要な認定だ。持続可能なまちづくりに弾みがつく」と述べた。


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2018年02月10日土曜日


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