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<汚染廃棄物>試験焼却 黒川は4月以降にずれ込む可能性

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物を巡り、焼却処理を予定する大崎、石巻、黒川、仙南の4広域事務組合のうち、4市町村でつくる黒川地域行政事務組合の試験焼却が4月以降にずれ込む可能性が高まっていることが9日、分かった。
 同事務組合は環境管理センター(宮城県大和町)に建設中の新焼却炉で試験焼却する方針を検討。新焼却炉は今月の性能試験を経て、事務組合への引き渡しが3月20日、落成式が26日に予定されており、3月中の試験焼却開始は困難とみられる。
 9日あった事務組合議会定例会の一般質問で、理事長の浅野元・大和町長は「住民への説明や新焼却炉での試験焼却も考慮しながら、総合的に判断したい」と答弁した。
 4事務組合と宮城県は昨年12月、試験焼却を一斉開始する原則を見直し、2月上旬以降に順次進める方針で合意。浅野理事長は「地元住民に対して作業手順や運搬経路の説明も予定している」と話し、実施に理解を求めた。
 試験焼却の開始時期を巡っては、2市7町でつくる仙南地域広域行政事務組合は近く理事会を開き、方向性を議論する考え。方針の決定がずれ込んでおり、焼却開始は早くても3月以降になるとみられる。


2018年02月10日土曜日


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