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石巻・復興祈念公園検討協メンバーら 宮城県内各地の慰霊碑視察

塩釜市のモニュメントを視察するメンバーら

 東日本大震災で被災した石巻市に整備される石巻南浜津波復興祈念公園について、伝承の在り方を検討するメンバーらが9日、宮城県内被災地の慰霊碑やモニュメントを視察した。設置の目的や経緯などを学び、今後の検討に生かす。
 石巻市内外の7団体でつくる、祈念公園の参加型維持管理運営検討協議会伝承部会が主催。伝承部会のメンバーや国、県、市の各担当者ら計約50人が東松島、塩釜、多賀城、名取各市を訪れ、現地の関係者から説明を受けた。
 塩釜市海岸通に立つ塔や半球などで構成されるモニュメントは、いずれも御影石で造られている。石塔に刻まれたデザイン「昇る太陽」は市の復興の象徴で、震災で亡くなった人々が天へと向かう姿でもあるという。
 多賀城市のモニュメントは震災の経験や教訓の伝承に重きを置き、多くの人の目に触れるJR多賀城駅前に建てられた。円筒の高さは市内の津波最大浸水高と同じ4.6メートルとしている。
 伝承部会メンバーの斎藤敏子さん(76)は「場所によって込められた意味合いに慰霊や鎮魂、減災といった違いがあった」と話す。
 伝承部会長の黒沢健一さん(46)は「『震災で犠牲になった方々の名前を祈念公園に残したい』という遺族らの声もある。視察内容を参考にして議論を深め、より良いものができればいい」と語る。


2018年02月10日土曜日


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