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<杜の都のチャレン人>踊れば「超ハッピー」

「アフロ先生」として子どもたちと一緒に踊る今野さん=昨年12月26日、名取市の下増田児童センター

◎ダンスの魅力伝える「アフロ先生」 今野慎一郎さん(35)

 「みんなのダンスをもっともっと楽しくするスペシャルゲスト、『アフロ先生』です」
 ERI(エリ)先生(27)=仙台市若林区=の呼び声を合図に、金色のアフロヘアにサングラス姿で子どもたちの前に姿を現す。2人でダンスパフォーマンスを始めると、すぐに子どもたちの目が輝きだした。
 昨年12月下旬、名取市内で開かれたヒップホップダンスのワークショップ。小学生約30人が1時間で1曲の振り付けを覚えて踊った。進行役は主にERI先生。「アフロ先生」は「上手だね、グッド、OK」「いいね、いい感じ」と雰囲気を盛り上げる。
 4年前、青葉区にダンススタジオを構えたのを機に、子ども向け出張ワークショップに積極的に取り組み始めた。子どもたちは同性の先生を手本にするから講師は男女ペアが基本。アフロ姿にすると距離がぐっと縮まる。
 「仕切る人と笑わせる人、両方いるとバランスがいい。ダンスに興味を持ってもらうにはまず僕に興味を持ってもらわないと」。もともとは人を笑わせるようなタイプではない。試行錯誤して今の方法に行き着いた。「ダンスへの入り口になれたらいい」と言う。
 中学3年の文化祭で、友人たちとダンスに挑戦し魅力にはまった。高校ではダンス愛好会を結成。卒業後は働きながらダンサーとして活動したり、教えたり。スキルを夢中で磨いた。日本ではダンスは日常にあるとは言い難く、首都圏を除けばダンサーの活躍の場も少ない。30代になり「ダンスを広めたい」という思いが強まった。
 「僕にとってダンスは、いろんな人とコミュニケーションが取れて、外国人ともすぐ仲良くなれる武器。皆が踊って楽しむようになったら超ハッピーになりますよ」。ライバルは野球やサッカー。踊る人を増やし、ダンスの可能性を広げていこう。そう考えている。(ま)

[こんの・しんいちろう]82年宮城県加美町生まれ、古川工高卒。仙台市青葉区二日町で「ダンススタジオ ドリームワン」を運営し、ダンスイベントの企画なども手掛ける。青葉区在住。連絡先はドリームワン022(796)5725。


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2018年02月10日土曜日


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