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山形最上地域の隠れたパワースポット「七所明神」PR 市民団体がガイドマップ作製

ガイドマップを作製した3団体のメンバー

 地元でもあまり知られていない山形県最上地域の「七所(しちしょ)明神」の伝説をPRしようと、三つの市民団体が協力してガイドマップを作製した。その名の通り新庄市など7カ所に点在する神社は、古くから諸病平癒の御利益があると信じられてきた。3団体は「地元の隠れたパワースポットについて知ってもらい、ぜひマップを手に巡ってみてほしい」と話している。
 ガイドマップを作ったのは、新庄市立図書館の指定管理団体など3団体が結成した「七所明神マップ&ガイド作成委員会」。県最上総合支庁の助成を受け、七所明神を巡るツアーを企画するなどしてきた。
 七所明神の伝説は大和時代、皇位継承争いで応神(おうじん)天皇の息子の一人が殺される間際、「私を七つに切り、最上鮭延庄(さけのべのしょう)(現最上郡)にまつれ」と言い残したことが発端とされる。
 遺体は新庄市と鮭川、戸沢両村の計7カ所に分けて埋められ、それぞれの場所を参った人にすぐ御利益があったため、病を治す神として信仰を集めるようになったという。
 完成したマップはA3判。お参りの仕方や七所明神の由来、それぞれの神社への行き方などを記載。5000部を作り、新庄市立図書館や最上地域の各市町村の窓口や観光案内所などに置いている。
 3団体の一つで、最上地域の広域まちづくりグループの早坂民奈会長(64)=山形県大蔵村=は「それぞれの神社が分かりにくい場所にあるので、1人でも巡回できるようなマップがほしかった。地元の良さを見直すきっかけにしてほしい」と話している。
 ガイドマップの完成を記念した講話会が11日午前10時〜11時半、新庄市立図書館で開かれる。マップの監修を担当した県文化財保護審議会委員の三浦和枝さん(67)が「七所明神入門」と題して由来などを紹介する。参加無料。連絡先は、同図書館0233(22)2189。

[七所明神]新庄市に5カ所、鮭川村と戸沢村に各1カ所ある「七所神社」に、応神(おうじん)天皇の息子の遺体が切り分けられ埋められたとの伝説が残る。新庄市では宮内町に頭、升形に胴、鳥越に左腕、角沢に右腕、本合海に男性器がそれぞれ埋められたとされ、ほかに鮭川村京塚に左脚、戸沢村松坂に右脚がまつられたという。埋められた部位ごとに御利益のある病気の種類も異なるとされる。


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2018年02月10日土曜日


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