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船形山の鳥居復活へ 宮城・大和の山岳会、6月落成目指す「景観を後世に」

鳥居の復活について横田会長(左から3人目)と打ち合わせる会員ら
コース脇に残る鳥居の柱を確認する山岳会会員=2017年10月

 宮城、山形両県にまたがる船形山(1500メートル)の山頂手前にかつて存在した鳥居を復活させようと、宮城県大和町の船形山岳会(会員28人)が建立の準備を進めている。あらかじめ加工したヒノキの柱4本(総重量約180キロ)を人力で運んで組み上げ、今年6月の落成を目指す。
 山岳会によると、鳥居は船形山の升沢コース中腹の標高約1200メートル地点にあり、鳥居から山頂をのぞく景観が名所の一つに数えられていたという。1950年ごろまでは存在が確認されていたが、老朽化で崩れたとみられ、現在は柱1本だけが残る。
 昨年10月の定例登山で鳥居の位置を改めて確認した横田清二会長(82)=大和町=が、12月の会合で「体力があるうちに鳥居を建てて後世に伝えたい」と提案。会員も了承し、建立準備が始まった。
 建材のヒノキは黒川森林組合(大和町)が提供。地元の大工が加工に協力し、鳥居最上部に渡す笠木(長さ約360センチ、直径約20センチ、重さ約60キロ)など計4本の柱を準備した。
 計画では、3月に現地調査に入り、4月に材料を運搬。5月の基礎工事を経て6月に建立、落成させる。運搬方法や現地での組み上げ方法については現在、会員らが検討しており、登山道などの積雪状況を見極めながら判断するという。
 柱以外にも建材やロープの運搬が必要で、山岳会は「手伝ってくれる人がいると助かる」と協力者を募集している。連絡先は事務局の千葉恵右さん090(1935)9350。


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2018年02月11日日曜日


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