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<アンバサン>石巻・長面の奇祭 すす塗られ頬緩む

参加者の顔にすすが塗られると自然と笑いが起きた

 大根に塗ったすすを顔に押し当てる奇祭「アンバサン」が11日、宮城県石巻市長面の北野神社末社・大杉神社であり、氏子らが額や頬を黒くして大漁や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。
 東日本大震災で被災後、長面地区を離れて暮らす氏子ら約50人が参加。高橋範英宮司(68)がすすを塗った大根を持ち、玉串を奉納した一人一人の額と両頬にこすり付けた。最後は全員で震災前に集落があった方角を見て「安波(あんば)大杉大明神、悪魔を払うてヨーヤナ」と唱えた。
 総代長の阿部邦英さん(70)は「家内安全と健康を願った。今年はすすののりが大変良く、いい年になりそうだ」と語った。
 アンバサンは300年以上前から続く大杉神社の例祭。今年はすすを塗った大根を模した木のお守りも作り、除災招福と無病息災を願って氏子に配られた。


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2018年02月12日月曜日


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