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<平昌五輪>スピードスケート 一戸、世界に肉薄 入賞へあと一歩

男子5000メートル 9位になった一戸(川村公俊撮影)

 11日、一戸誠太郎(信州大、山形中央高出)が6分16秒55で9位となった。土屋良輔(メモリード)は6分22秒45で16位。スベン・クラマー(オランダ)が6分9秒76で自身の五輪記録を塗り替え、3連覇を果たした。
 テッドヤン・ブルーメン(カナダ)が6分11秒616で2位。3位スベレルンデ・ペデシェン(ノルウェー)とは千分の2秒差だった。

◎好タイム「ベストを出せた」

 世界の厚い壁に屈してきた男子長距離種目で、入賞にあと一歩まで迫った。5000メートルの一戸が9位。記録は低地リンクの自己ベストを約8秒縮める6分16秒55。「本当にうれしい。歓声が気持ち良かった」。ゴール直後には興奮を抑え切れず、何度も拳を振り上げた。
 予定通り1周を29秒台で刻んだ。口を開き、苦しげな表情を浮かべながら、残り3周までラップを落とさなかった。体力的に厳しい終盤も直線は8歩、コーナーはインレーンが12歩、アウトレーンが14歩と、緻密に調整してきた歩数を乱さなかった。
 「体の状態が良く、自分らしさを出せた」。表情は満足感に満ちている。長距離はパワー勝負の色合いが強い。大柄なオランダ勢らに差をつけられてきたが、少しずつ縮まっていることを証明した。
 前回ソチ大会は代表選考会で山形中央高同級生、ウイリアムソンに敗れ、落選。「(ウイリアムソン)師円に負けた経験があったから、モチベーションを保ち、今ここでベストを出せた」。4年越しの夢舞台に立った感慨に浸った。
 18、21日にある団体追い抜きは、チームワークで世界と渡り合う。メンバー4人から3人が出場するとあって、「いいアピールができた。出場するからには金メダルを目指す」。気分は乗っている。(平昌=佐藤夏樹)


2018年02月12日月曜日


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