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<福島第1>汚染水 大雨の流入対策が急務 未解明の流入経路も存在か

 東京電力福島第1原発で発生する汚染水を巡っては、台風など大雨時の対策が急務となっている。1〜4号機の原子炉建屋に流れ込む雨水のうち、屋根の損傷部分以外に未解明の流入経路が存在する可能性が出ており、東電は原因を調べている。
 第1原発の汚染水発生量は、サブドレンや凍土遮水壁の運用で減りつつある。だが、台風が襲来した2017年10月は1日当たり310トンと前月(120トン)から急増。豪雨のたびに汚染水が増えるもろさが露呈した。
 1〜4号機建屋の屋根は広さ計約4万平方メートル。このうち約7000平方メートル分が水素爆発で穴が開くなど損傷している。汚染水の増加分はこの損傷部に降った雨が主因とみられていた。
 東電が昨年10月以降、台風時の降雨量とサブドレン水位の変動を分析した結果、実際の建屋流入量が、地下水と屋根損傷部からの流入量を大きく上回ることが判明。他の流入経路の可能性が浮上した。
 建屋周辺に降った雨が地中に染み込まず建屋に流れ込んだ可能性などが指摘されるが、現段階で確認できていない。東電は「対策を取るため、原因解明を急ぐ」と説明する。


2018年02月12日月曜日


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