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<18歳選挙権>出前授業、中学で先取り 高校から拡大 政策吟味し模擬投票

中学校でも開かれるようになった選挙出前授業=8日、仙台市泉区の仙台白百合学園中

 仙台市選管は本年度、職員が中学校に出向き選挙の仕組みを教える出前授業を開催している。当初は18歳以上の選挙権に近い高校生だけが対象だったが、より早くから政治への参加意識を高めてもらおうと対象を拡大した。中学生、高校生の意識高揚を図り、投票率の向上につなげる狙いだ。

 市選管は8日、泉区の仙台白百合学園中の3年生約80人を対象に出前授業を行った。職員が「選挙を通じ、中学生も納める消費税などの税金の使い道が決まる」と説明した後、若者の政治参加促進に取り組むNPO法人ドットジェイピー(東京)のメンバーが候補者役を務め、生徒による模擬投票を行った。
 授業を受けた上郡山華菜さん(15)=富谷市=は「社会の一員として選挙に関わる必要があると感じた。3年後に選挙権を得たら、教育や子育ての分野で未来に希望を与える候補者を選ぶ」と話した。
 中学校での出前授業開催は初年度が計3校で、昨年7月の聖ウルスラ学院英智中(若林区)、同10月の聖ドミニコ学院中(青葉区)に続く。市選管は新年度、開催校を増やす計画だ。
 出前授業は2016年の選挙権年齢の18歳以上への引き下げに先立ち、15年度に始まった。内容は模擬投票が中心だったが、本年度は政策を吟味して投票先を選ぶ体験になるよう工夫した。生徒が考える時間を確保し、各候補者の訴えの評価点と疑問点を書き出してもらった。
 市選管事務局の伊藤裕光参事は「中学生は公民の授業で選挙の仕組みを学んでいる。早い時期から18歳で選挙権を得られることを意識してもらえるよう、出前授業を続けたい」と述べた。


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2018年02月13日火曜日


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