宮城のニュース

風力発電の適地を紹介 事業者参入促進へ宮城県が地図作製

県が製作した風力発電所適地の地図。緑色が「導入可能」、黄色は立地に当たり配慮や調整が必要なエリア

 宮城県は再生可能エネルギーの導入を促進するため、風力発電所の建設適地を一覧できる地図を初めて作製した。県内の21カ所、計153.05平方キロを「導入可能性エリア」として表示。エリアごとに土地利用の状況や環境保全、地形など制約条件を説明している。各エリアの適否に関し23日まで広く意見を募り、改めて年度内に公表する。
 地図作製は2016年度の環境省モデル事業に採択され、県が2カ年かけて実施。適地21カ所は気仙沼市や宮城県丸森町など17市町に広がり、自然公園法などの規制や気象状況、住宅から500メートル以上離れていることなど複数の条件を組み合わせて絞り込んだ。
 風力発電は大規模な設備が必要で、各種立地規制や住民意向などへの配慮も求められる。あらかじめ県内の適地を示すことで、建設に伴う環境アセスメントの円滑化や発電開始までの時間短縮を図り、事業者参入を促すのが狙いだ。
 県は自然エネルギー・省エネルギー基本計画(14〜20年度)で、風力の20年度目標値を902TJ(テラジェール、1TJは約14世帯分の年間電気消費量)に設定。しかし、16年度の暫定値は117.3TJにとどまる。
 達成率は13.0%で、太陽光(157.5%)などに比べ伸びていない。適地不足などが背景にあるとみられ、16年9月には洋上風力の官民連携の研究会をつくるなどして導入への可能性を探っている。
 地図は県のホームページなどで閲覧が可能。県再生可能エネルギー室の担当者は「事業者が感じている参入へのハードルを下げることができる」と意義を強調する。連絡先は同室022(211)2654。


関連ページ: 宮城 社会

2018年02月13日火曜日


先頭に戻る