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<楽天>八百板、猛アピール 強い信念で打撃、守備成長

紅白戦の打席に立つ八百板=11日、久米島球場

 東北楽天の八百板卓丸外野手が、初の1軍キャンプで奮闘している。昨季途中に育成から支配下登録された巧打の左打者。島内、ペゲーロ、岡島にオコエ、田中とチームで一番の激戦区である外野手争いに食い込むため、「若さをアピールしたい」と21歳は必死にバットを振り込んでいる。
 久米島キャンプ最終日の11日にあった紅白戦では白組の「6番・左翼」としてフル出場。無安打だったものの第1打席では左腕森から安打性の打球(結果は投手強襲の内野ゴロ)を放ち、守備でもフェンス手前の深い飛球を好捕して安定感を示した。
 「結果を欲しがり過ぎても駄目。ベースランニングをしっかりするとか、持ち味の打撃でしっかりスイングするとか、まず自分がやるべきことをしている」
 福島・聖光学院高から2015年育成ドラフト1位で入団。同期9人中4人が既に戦力外となり球界を去った中、努力を重ねて実力を付け、入団時に掲げた「3年以内での支配下登録」を勝ち取った。2軍監督時代から期待をかける平石ヘッドコーチは「元々身体能力は高いが、昨年1年で打撃も守備も成長した。ここまではい上がってきたのはすごいこと」と評価する。
 成長を支える要因は何より、本人の信念の強さだ。「高校時代からこのフォームでやってきた。これで駄目なら仕方ない」と1年目から腹をくくり、自分のスタイルを貫いて結果を残してきた。初の1軍キャンプに来てもそれは変わらず、「そこがぶれたらおしまい。平石さんにも『結果が出なくても落ち込まず、前を見てやれ』と言われている」と冷静に語る。
 1軍は12日に久米島から沖縄本島に移動。13日に始まる金武町(きんちょう)キャンプでは対外試合も行われる。「どんな役割でもいいから、何とか1軍の戦力になりたい」。生き残りを懸け、心技体全てを出し切る覚悟だ。(浦響子)


2018年02月13日火曜日


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