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<季節ハタハタ漁>漁獲枠の56%止まり 資源減少「予想以上」

資源量の減少が推測されているハタハタ=2017年12月、男鹿市の船川港

 秋田県内のハタハタ漁のうち、「季節ハタハタ漁」の今季漁獲量(速報値)が前季比150トン減の242.9トンと不漁だったことが県のまとめで分かった。漁獲枠430トンに占める割合は56.5%で、1993年の禁漁解禁後で最低を記録した。県水産振興センター(男鹿市)は海洋環境や他県の状況などを分析し、不漁の原因を調べる。
 季節ハタハタ漁は産卵のため沿岸に集まる魚を定置網や刺し網で捕獲する。今季は昨年12月4日〜今年1月15日に実施された。漁獲量は、禁漁解禁後では95年の89トン、96年の157トンに次いで3番目に少なく、対漁獲枠では2012年の57.5%を下回った。
 県漁協の各総括支所別では、有数の漁獲量を誇る北浦(男鹿市)が61.4トンと漁獲枠165.3トンの37.1%にしか達せず、北部(八峰町)も24.7トンで25.8%と不漁が際立った。南部(にかほ市)は84.3トンで漁獲枠の100.1%、船川(男鹿市)は69.0トンで93.5%だった。
 6月まで続く沖合の底引き網漁は昨年12月末現在、前年同期比181.1トン減の235.9トンで、漁獲枠(290トン)に占める割合は81.3%。
 季節ハタハタ漁の不漁の原因として、一部の漁師は潮流と水温の変化や資源周期などを指摘するが、明らかになっていない。
 県水産漁港課の担当者は「資源量が予想以上に減少したことが結果に表れたと推測される。環境要因も考えられるが、資源確保に向け、できることを漁師と相談していきたい」と話す。


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2018年02月13日火曜日


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