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<平昌五輪>羽生、慎重に調整 本番リンクで初の公式練習 トーループとサルコーの4回転に成功

公式練習でジャンプする羽生

 羽生は前日の練習より強度を上げたとはいえ、一つ一つの所作が慎重だった。冒頭10分、円やS字を描くステップを何度も繰り返し、両足のエッジの使い方をゆっくり確かめた。
 映画「陰陽師(おんみょうじ)」の「SEIMEI」の笛の音が鳴り、前日は跳ばなかった4回転ジャンプをきれいに降りた。トーループとサルコーを1度ずつ。けがの影響は見られない。
 「(メインリンクは)非常に感覚がいい」。曲途中でこまめにオーサー・コーチの下へ駆け寄り、動きを確認。試さなかったジャンプやスピンもあるが、「計画に沿って、臨機応変にピークを合わせる」。順調さを強調した。
 曲かけ練習前後にもトーループとサルコーの4回転に成功。けがの引き金となったルッツはオーサーコーチが回避を明言している。
 焦点はループを入れるかどうかだ。羽生は「ループについて言うことはない。作戦がすごく大事」とけむに巻いた。
 氷上練習を1カ月前に再開し、トリプルアクセルは3週間前、4回転は2週間から2週間半前に跳び始めたばかり。「体力面と氷の感覚に不安はあった」と認める。
 それでも本番直前に消極的になってはいられない。「クリーンに滑れば、絶対に勝てる自信がある」。一度は遠のいたかに思えた五輪の頂点へ、着実に前進はしている。(平昌=佐藤夏樹)


2018年02月14日水曜日


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