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<平昌五輪>羽生、前向き笑顔 66年ぶり連覇へ手応え 16日にSP、17日フリー

公式練習で笑顔を見せる羽生選手=江陵

 フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪王者の羽生結弦選手(23)=ANA、宮城・東北高出=が13日、韓国入り後初めて試合会場のメインリンクで公式練習に臨んだ。昨年11月に右足首を負傷してから3カ月。練習直後の記者会見では終始穏やかな表情を見せ、周囲の不安を打ち消すように前向きな言葉を並べた。
 約150人の報道陣が詰め掛けた会見場に、少し驚いた様子で入った。「きつい時期を過ごしたが、五輪のメインリンクで滑れてうれしい」。戸惑いながらあいさつした後、「たくさんの応援メッセージをもらった。感謝の気持ちでいっぱい」と、今度は真剣な表情で語った。
 試合へのこだわりは人一倍強い。「NHK杯は痛み止めを打ってでも出場しようと思った」と振り返った。右足首は靱帯(じんたい)を損傷し、腱(けん)と骨に炎症もあった。思いの外の重傷。「痛みどころか足首が動かなかった。本当に治るんだろうかと思った」と当時の心情を吐露した。
 2カ月間、氷に乗れなかった。グランプリ(GP)ファイナル進出を逃し、全日本選手権を欠場した。「五輪に出られるというくらいの練習は積んできた。問題ない」。弱気な姿勢は見せなかった。
 どうやって苦難を乗り越えたかを聞かれると、「ふふふ」と笑ってからこう続けた。
 「今、滑れている。それが全て。ネガティブなことばかり考えた時期もあったが、今ここでいいニュースを話している」
 16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーがある。昨年10月のロシア杯以来、4カ月ぶりの実戦に66年ぶりの五輪2連覇が懸かる。
 「(復活を)待ってくれた人たちに、待って良かったと思ってもらえるような演技をする」。自信たっぷりに宣言した。(平昌=佐藤夏樹)


2018年02月14日水曜日


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