岩手のニュース

岩手・大槌旧庁舎問題 町長に熟慮求め請願 考える会「議論が必要だ」

平野町長(右)に請願を提出した高橋代表

 東日本大震災の津波で当時の町長と職員の計40人が犠牲になり、保存か解体かで揺れる岩手県大槌町の旧役場庁舎について、「おおづちの命と未来を考える会」は13日、平野公三町長に熟慮を求める請願を提出した。
 請願は、町議会が過去2回、旧庁舎の解体より被災者の生活再建や復興まちづくり、震災検証の徹底を優先するよう求める要請を可決したことを指摘。いずれも町の対応は不十分なままだとし、解体関連予算案の3月定例会提出を取りやめるよう要望した。
 考える会の高橋英悟代表は「生まれてくる子どもたちも含めた未来の大槌のため、これまで声を上げてこなかった町民の意見を聞いて議論する時間が必要だ。(解体を求める)片方だけに寄り添う町長の姿勢を心配している」と訴えた。
 平野町長は「議会で解体予算案の提出を表明した以上、実行するのが筋だ。未来や子どもが、と言うが、今生きている人が心安らかになることも重要だ」と述べ「解体方針は微動だにしない」と突っぱねた。
 考える会は13日、町議会にも解体関連予算案への慎重な対応を求める請願を提出。小松則明議長は「(保存と解体の)どっちが正解、不正解でないことは分かる。きちんと審査したい」と話した。


関連ページ: 岩手 社会

2018年02月14日水曜日


先頭に戻る