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高齢運転者のマイカー卒業を応援 免許自主返納者らに市民バスの無料パス交付

免許返納予定者らに渡される無料パスの表面
免許返納予定者らに渡される無料パスの裏面

 高齢運転者による交通事故が増える中、移動手段をマイカーから公共交通機関に切り替えるきっかけにしてもらおうと、岩沼市は3月から、運転免許証を自主返納したか、返納予定の市民に、バスなどの無料パスを交付する事業をスタートさせる。返納予定者を含めた無料パスの交付は県内で初めて。
 対象は70歳以上で、1月1日以降に免許を返納したか、返納を予定している市民。パスの有効期限は交付日から6カ月で申請は一度限りだが、期間中は70歳以上の場合の1回の乗車料金が100円の市民バスと、同150円のデマンド(予約制乗り合い)タクシーが無料になる。
 事業開始は、市中心部に循環路線を新設するなどした市民バスの運行体系改正がある3月12日。返納時に受け取ることができる「運転経歴証明書」か免許を持参し、市生活環境課で手続きをする必要がある。
 同市は仙台市などに比べマイカー依存度が高いが、これまで返納支援策はなかった。市民が公共交通機関への切り替えをおっくうがらないよう、返納前に「お試し利用」できるようにと予定者も対象とした。
 同課の桂島和浩課長は「公共交通機関で十分、移動できると確認してもらい、返納のきっかけづくりになればと考えた。運転に不安を感じた方は利用を検討してほしい」と話す。


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2018年02月15日木曜日


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