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<唐桑半島ビジターセンター>不評のトイレ洋式に改修 震災後、来館者増「観光客に優しく」

開館以来、初めて改修されたトイレ

 津波体験施設を併設した県の「唐桑半島ビジターセンター」(宮城県気仙沼市唐桑町)で、1984年の開館以来、初となるトイレ改修が終わり、3月にも利用可能となる。東日本大震災後、防災教育の一環で全国から来館する子どもも増え、「使い方が分からない」「足が痛くなる」など和式便器しかないトイレへの苦情が相次いでいた。
 男子の和式2カ所、女子の和式5カ所が、いずれも温水洗浄便座の洋式に変わる。男子の小便器4カ所は自動で水が流れるタイプとなり総事業費は約600万円。
 センターは県の建物。運営を委託された気仙沼市が唐桑町観光協会に業務を任せている。2013年に津波体験施設の映像が新しくなり、震災の津波の様子が放映されるようになると、防災教育や被災地応援ツアーで国内外から観光客が訪れるようになった。
 老朽化が激しい施設で、特に苦情が多かったのが古い和式便器だった。「使ったことがない」「膝が悪くてしゃがめない」など年代を問わずクレームがあり、協会は毎年、県に改修を要望。県は15年12月から洋式の仮設トイレ2台を設置し対応してきた。
 韓国版トレッキングコース「オルレ」として11月には唐桑コースが開設され、センターが拠点となる。協会は「観光客にとってトイレは重要。子どもや高齢者、外国人に優しい環境が整った」と歓迎した。


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2018年02月15日木曜日


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