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津波避難 VRで体験 秋田市、システム導入へ

鎌倉市が公開している動画の一部(同市提供)

 秋田市は2018年度、津波発生時の避難行動を仮想現実(VR)の立体映像で疑似体験する「津波シミュレーションシステム」を導入する。18年度一般会計当初予算案に事業費2968万円を計上した。
 津波浸水区域に指定されている同市土崎地区の街並みをパソコンの画面上に再現。コントローラーを動かし、歩行者の視線で避難場所までの経路を確認する。18年度中に業者を選定して制作を委託し、2019年度から運用する予定。
 パソコン3台にシステムを導入する。2台は市内の学校や自主防災組織などに貸し出し、防災教育に活用する。もう1台は同市土崎港西5丁目の北部市民サービスセンターに設置し、市民に利用してもらう。
 事業は、秋田県の「ICT(情報通信技術)等を活用した住民避難行動支援制度」を活用。制度は東日本大震災や県内で昨年7〜8月にあった豪雨被害を受け、県内市町村に災害シミュレーション映像などの導入を進める目的で昨年創設された。事業費のうち1000万円が助成される。
 同様の動画制作は神奈川県鎌倉市に例がある。同市は15年度、実際の街並みの映像に津波を合成した動画を作成し、市のホームページなどで公開している。16年4月の公開以降、再生回数は35万回を超えており、市民からは「映像がリアルで災害が身近に感じられる」といった反応があるという。
 秋田市防災安全対策課の担当者は「映像を通して災害をイメージし、防災意識を高めてほしい」と話す。


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2018年02月15日木曜日


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