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<山形県警>「横断歩行者妨害」取り締まり強化 意識改革図る

車にお辞儀しながら横断歩道を渡る歩行者。一時停止は法律上、ドライバーの義務なのだが…

 横断歩道での歩行者優先を徹底しようと、山形県警が「横断歩行者妨害」の取り締まりに力を入れている。山形県内では昨年、歩行者の死亡事故が春ごろまで続発し、年間の交通事故死者数が東北6県で唯一、前年比増となった。横断歩道で一時停止した車に歩行者がお辞儀するといった「車優先文化」も根深い。県警はドライバーの意識改革を呼び掛けている
 県警によると、道交法は横断歩道を渡ろうとする歩行者がいた場合、その歩行を妨げないよう、一時停止しなければならないと規定する。違反した場合の反則金は普通車で9000円、罰則は3月以下の懲役または5万円以下の罰金などとなっている。
 県警交通企画課によると、県内で昨年2〜4月、歩行者の死亡事故が7件と続発。これを受け、県警は4月以降、歩行者に対する運転者の注意力不足を解消しようと、横断歩行者妨害の取り締まりを強化した。
 昨年1年間の取り締まり実績は前年比約2000件増の3242件。東北6県全体の取り締まり件数の4割を占めた。信号機のない交差点の横断歩道や右左折してきた車による歩行者の妨害が特に目立つという。
 県内では、車が一時停止した際に歩行者が丁重にお辞儀し、小走りで横断していくことも少なくない。
 同課の小川広治管理官は「大都市に比べ、横断歩道を大勢の歩行者が渡る場面が少なく、歩行者優先の意識が薄い。不停止はマナー違反ではなく、法律違反との認識を広めていきたい」と話している。
 県内の事故件数は全体では年々減少しており、昨年は5816件と過去10年で最少を記録。半面、人対車両事故は前年比38件増の491件に上っている。


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2018年02月15日木曜日


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